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子ども名義の証券口座(ジュニアNISA)を開設したキロク

子育てにも少しずつ慣れてきたところで、後回しにしていた子どもの手続き関係にようやく着手し始めました。

今回は証券口座の開設についてキロクしておこうと思います。

私たちの利用している成年口座やNISAとは制度が異なる部分も多々あったのでまずは勉強するところから始めました。



未成年口座について

今回開設した口座は「未成年口座」と言われるものですが、そもそも知識がなかったので私たちの成年口座とどう違うのか調べるところから始まりました。


未成年口座とは満18歳未満の未婚の方を対象とした総合取引口座です。

原則、お取引は親権者又は未成年後見人(※以下、「親権者」とします)が取引主体者(未成年口座の入金・発注等を実際に行われる方)として、未成年者本人に代わり、未成年者の財産を管理することを目的として、口座開設並びにお取引いただけます。

また、未成年者が満15歳以上の場合は、未成年者本人を取引主体者とすることも可能です。

本人以外の者が正当に本人の財産を管理、取引できる口座ってことですね。

成年口座と同様に源泉徴収有(特定口座)・源泉徴収無(一般口座)を選ぶことができ、更にジュニアNISAの開設が可能です。


取扱商品は

国内株式(現物)、IPO、PO、立会外分売、外国株式、投資信託、債券、金・プラチナ、貸株、外国為替

※国内株式(信用)、先物・OP、海外先物、国内商品先物、FXはお取引いただけません。

流石にレバレッジを用いた取引はできないよう。無問題です。


取引手数料や取引時間は成年口座に準ずるとのことでした。

普段使っている方からしたら使いやすいことこの上ないですよね。




ジュニアNISAについて

「子ども版NISA」「年80万円」「2023年で廃止」という部分的な知識しかなかったので、開設にあたり調べてみました。


投資可能期間 2016年~2023年
非課税期間 最長5年間
非課税対象 国内株式・投資信託への投資から得られる配当金・分配金や売却益
買付可能額 新規投資額で年間80万円が上限
取引商品 国内株式、投資信託 ※SBI証券は海外ETFも可能
投資方法 スポット購入・積立購入
払い出し制限 18歳までは払出し制限あり3月31日時点で18歳である前年の12月31日までの間は、原則として払出しができません。ただし、災害等やむを得ない場合には、非課税での払出しが可能です。
2024年以降には、年齢や理由に関わらず、保有している株式・投資信託等および金銭の全額を非課税で払出すことが可能です(一部のみの払出しは不可)。その際、ジュニアNISA口座は閉鎖することになります。
ロールオーバー 5年間の非課税期間が終了した時点で保有している上場株式等を継続して非課税対象としたい場合には、翌年設定される非課税管理勘定へロールオーバー(移管)ができます。
※ジュニアNISA口座の投資可能期間は、2023年で終了します。ただし、2023年の制度終了時点で18歳になっていない方については、2024年以降の各年において非課税期間(5年間)の終了した金融商品を継続管理勘定に移管し、ロールオーバー(非課税期間延長)ができます。継続管理勘定では、18歳になるまで(1月1日時点で18歳である年の前年12月31日まで) 金融商品を非課税で保有し続けることができます。なお、ロールオーバー可能な金額に上限はなく、時価が80万円を超過している場合も、そのすべてを継続管理勘定に移すことができます。

(楽天証券・SBI証券では国内株式の購入手数料は無料とのことでした。これってNISAのルールだと思ってたけど違うのかな?有料の証券会社もあるのかしら。。。)


調べた結果、ジュニアNISAの一番のデメリットは「払い出し制限があること(18歳未満で払出すと非課税じゃなくなってしまう)」だがそれも2024年以降は解消されるし(一部のみの払出しは不可だけど)、2023年までに投資した金融商品に関しては5年間の非課税期間が終了しても18歳になるまで全額ロールオーバーができる。


ひょっとして、これ、むちゃくちゃ良いんでないの…?


てことで、投資期間終了までたかが2年、されど2年、全力で利用させてもらうことにしました。



てことで、ここからは実際に口座開設に向けた動きのキロクです。


開設を検討した証券会社とその理由

口座の管理を行うのは当面親になりますので、親が使い慣れた証券会社ということで

  • SBI証券
  • 楽天証券

の2社から検討しました。



「楽天証券」を選んだ理由

決め手は本人確認書類の用意が楽だった(6か月以内に発行されたマイナンバー記載の住民票画像アップロードのみ)からに他なりません。

SBI証券はマイナンバーカードが必要で。通知カード+αでも代用できるんですが、通知カードは令和2年5月で廃止されててその後生まれた子って通知書しか来ないんですよ…。マイナンバーカード発行する予定といえどそれまで待つのは面倒だったので、楽天証券にしちゃいました。


その他にも諸々メリットデメリットがありまして。


メリット

  • リアルタイム入金は登録親権者名義でも可能(贈与扱いとなる点に注意)
  • 未成年口座では手数料無料で本人名義の指定金融機関から自動で資金を振替えて、投信積立が可能
  • 出金は手数料なしで多くの銀行に対応


デメリット

  • 楽天銀行の口座があってもマネーブリッジは使えない(自動スイープも金利アップもなし)
  • 振込入金は子本人名義のみ可能
  • ジュニアNISAで購入する場合は未成年口座から資金振替が必要


ってところですかね。

これらを踏まえて銀行口座の開設も行ったのですが、それはまた別の記事で。



子名義の証券口座、どう使っていく?

ジュニアNISAで投資信託積立

我が家は国内株式はスイングで早々手放してしまうことが多いので、ロールオーバーによるメリットを享受できるよう投資信託のインデックスファンドを購入する予定です。

2年しか猶予がないので、満額利用する予定。


未成年口座で投資信託積立

子名義の預金に余裕があったら、自動引き落としを利用して投資信託を積立購入するのもいいかなと。


未成年口座で国内株式購入

家族ベースで考えて優待の名義数を増やしたい銘柄とか、純粋にいいなと思った銘柄とか買うのもいいですよね。


お金を移しすぎて贈与税やら考えるのは面倒なので、基本は子供宛てでもらったお祝い金などをあてがいながら様子を見ていきたいと考えています。




口座開設までの流れ

7/22 楽天証券の母アカウントより申込
7/25 口座開設書類受領のメール受信
7/26 未成年口座開設完了のメール受信
7/27 ジュニアNISA口座開設届出書受領のメール受信
7/28 ログイン・初回ログインパスワードが記載された書類到着
8/3 配当金受取方法登録完了のメール受信
8/6 ジュニアNISA口座の開設手続き完了のメール受信

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