2019年9月19日。
ソニー銀行のデビットカード「Sony Bank Wallet」にタッチ決済機能が付与されることになりました。
それと同時にANAマイレージクラブと提携した「ANAマイレージクラブ/Sony Bank Wallet」の発行開始。
タッチ決済は日本ではあまり普及していませんが、夏に欧州に行った際にタッチ機能があるか試される機会が多くタッチ決済がついていたら便利だなーと感じたこともあり、さっそく切り替えようと思います。
そもそもSony Bank Walletは海外で重点的に利用しているカードですし、有難いことに無料で切り替えができると案内を頂いたので。
そこで、切り替えるカードとして「ANAマイレージクラブ/Sony Bank Wallet」は利点があるのか調べてみました。
国内ショッピング利用で0.5%相当のマイル付与(200円につき1マイル)
「Sony Bank Wallet」ではランクによって0.5% ~ 2%相当の現金がキャッシュバックされますが、「ANAマイレージクラブ/Sony Bank Wallet」では一律0.5%のマイルが付与されるようです。
1マイルは1円以上の価値を見出すことができますので、「Sony Bank Wallet」の現金キャッシュバックが0.5%の人にとってはマイルの方がオトクかもしれません。
ただ、わたしも例にもれず「Sony Bank Wallet」のキャッシュバックは0.5%なのですが、0.5%の還元率であればANAカードの最低還元率と同じなんですよね。
もし海外利用に対してもキャッシュバックが得られたり、年会費などもかからないデビットカードで1%以上の還元率が得られるのであれば嬉しいなと考えていたのですが、そこまでの特典はありませんでした。
まあしょうがないです。
外貨、投資信託の残高に応じてマイル付与
これ、面白いなと思ってたんですよ。
現時点で「Sony Bank Wallet」にはない仕組みですし。
海外利用を見据えてカードを保有しているため、円高時にスポットで外貨を購入することがあるんですよね。
だから、それでマイルがもらえるなら嬉しい!と思ったんです。
でも、条件がハードル高かった…。泣
月末の残高 (外貨預金残高+投資信託残高) | マイル数(毎月付与) |
---|---|
100万円以上500万円未満 | 100万円あたり20マイル |
500万円以上1,000万円未満 | 100万円あたり30マイル |
1,000万円以上 | 一律400マイル |
最低100万円以上必要でした!泣
ちなみに「外貨預金残高+投資信託残高」が500万円を超えると、「Sony Bank Wallet」においては優遇プログラムのランクがゴールド以上となり、国内ショッピング利用時のキャッシュバックが1.5%以上となります。
以上を考慮して、「Sony Bank Wallet」とどっちがトクか検討してみました。
「Sony Bank Wallet」とどっちがトク?
(1マイル=1円として計算)優遇プログラムClub Sのステージ毎に考えてみました。
1マイル=1円、WealthNavi for ソニー銀行を利用していないと仮定して検討しています。
ステージなし(ソニー銀行の残高300万円以下等)の場合
「ANAマイレージクラブ/Sony Bank Wallet」
- 国内ショッピング利用で0.5%マイル付与
「Sony Bank Wallet」
- 国内ショッピング利用で0.5%現金キャッシュバック
還元率は同じですので、現金が欲しいかマイルを貯めたいか、それだけですね。
ANAカードを持っている場合はわざわざ「ANAマイレージクラブ/Sony Bank Wallet」を所有するする必要性は低いですが、ANAカードを持っておらず年会費をかけずにカード決済でマイルを貯めたい人にはいいかもしれません。
シルバー(ソニー銀行の残高300万円以上等)の場合
「ANAマイレージバクラブ/Sony Bank Wallet」
- 国内ショッピング利用で0.5%マイル付与
「Sony Bank Wallet」
- 国内ショッピング利用で1%現金キャッシュバック
「Sony Bank Wallet」の方が還元率高いですね。
ゴールド(月末の外貨預金残高+投資信託残高が500万円)の場合
「ANAマイレージクラブ/Sony Bank Wallet」- 毎月150マイル付与(外貨、投資信託の残高に応じて付与)
- 国内ショッピング利用で0.5%マイル付与
「Sony Bank Wallet」
- 国内ショッピング利用で1.5%現金キャッシュバック
が違いとなります。
どちらが得かを考える際には国内ショッピングの還元が150マイル = 150円のキャッシュバックが多く得られる「境」がポイントになります。
国内ショッピング利用における還元率の差は1%なので、
150円 ÷ 1% = 15000円
月に15000円以上国内ショッピングを利用するなら「Sony Bank Wallet」の方がオトク!という結果になります。
プラチナ(月末の外貨預金残高+投資信託残高が1000万円)の場合
「ANAマイレージクラブ/Sony Bank Wallet」- 毎月400マイル付与
- 国内ショッピング利用で0.5%マイル付与
「Sony Bank Wallet」
- 国内ショッピング利用で2.0%現金キャッシュバック
が違いとなります。
どちらが得かを考える際には国内ショッピングの還元が400マイル = 400円のキャッシュバックが多く得られる「境」がポイントになります。
国内ショッピング利用における還元率の差は1.5%なので、
400円 ÷ 1.5% = 26667円
月に26667円以上国内ショッピングを利用するなら「Sony Bank Wallet」の方がオトク!という結果になります。
個人的にはカード決済で2%キャッシュバックが得られるならソニー銀行のデビットをメインで利用する可能性が高いので、「Sony Bank Wallet」の方がいいかな。
まとめ
「ANAマイレージクラブ/Sony Bank Wallet」は「Sony Bank Wallet」と異なり国内ショッピングにおける還元率が一定である分、外貨+投資信託で違いを付けたっていう形でしょうかね。
「ANAカード」を全く所有していない人にとっては、年会費無料で決済でマイルを貯める手段となり有用でしょう。
ただ、ANAカードを所有している人にとっては決済時にマイルの還元率が高くなることは決してなく特に有用性は感じないのでは。
優遇を受けるには「外貨+投資信託」で少なくとも100万円以上の残高が必要で…これは容易ではない、というのが私の考えです。
ただ、アイデアとしてはすごく面白いなと思ったんです。
Sony Bank Walletの最大のメリットが外貨決済・円からアシスト機能だと思っているんですけれど、「外貨」はそれに利用できるんですよね。
円高の時に換金しておいて、その残高に応じてマイルが付与され、さらに海外では決済に利用できる…って出口戦略までしっかり考えられた外貨保有ができるわけです。(為替差益や利息狙いももちろんありですが)
いつかこれでマイルがもらえるくらい、外貨の資産も増やしていけたらいいな。
Sony Bank Walletの最大のメリットが外貨決済・円からアシスト機能だと思っているんですけれど、「外貨」はそれに利用できるんですよね。
円高の時に換金しておいて、その残高に応じてマイルが付与され、さらに海外では決済に利用できる…って出口戦略までしっかり考えられた外貨保有ができるわけです。(為替差益や利息狙いももちろんありですが)
いつかこれでマイルがもらえるくらい、外貨の資産も増やしていけたらいいな。
ただ、ステージなしのわたしにとっては総合的に見て現時点でのメリットは少ないと感じたので、タッチ決済機能付きデビットへの切り替えは今までと同じ「Sony Bank Wallet」にしようと思います。
海外ショッピングだけでもマイル付与対象となったら「ANAマイレージクラブ/Sony Bank Wallet」にしたんだけどなあ。
残念です。
ソニー銀行は今後も画期的な機能を付与してくれると信じ、期待したいと思います。
ソニー銀行は今後も画期的な機能を付与してくれると信じ、期待したいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿