自然妊娠と初期流産を経験してから約1年。
今すぐ欲しいというわけじゃないけれどいつかは授かれたらいいなと思っているし、仕事をしておらず時間に余裕があるときに一度検査を受けておきたいよね、という話になりまして、ドキドキしながら不妊CLの門を叩いてまいりました。
そして最終的に「子供が欲しいなら積極的に治療をした方がいい」という結果がでたため、夫婦で相談して不妊治療を始めました。
高度不妊治療へのステップアップも視野に入れていることから、求職活動も中止しました。
勇気のいる決断でもあったけれど、やらないで後悔するよりやって後悔したいよね、っていう心づもりです。
このご時世でなかなかアウトプットの機会に恵まれないので、自分の中に溜め過ぎないためにも、その軌跡をブログに残していこうと思います。
今回は最初に受けた検査のハナシ。
検査の内容はクリニックによって多少異なるみたい。
金額も自費の部分についてはクリニックによって差が大きいみたいです。
なので、一例だと思っていただければ。
検査の流れ
0周期目 D25:説明・内診・血液検査
初めての受診です。
クリニックのHPに「初診は生理前の出血していない時期が好ましい」と書いてあったので高温期に受診しました。
- 不妊検査から治療までの一通りの流れの説明
- 内診→子宮内膜症がないか等確認、感染症検査のための組織採取
- 血液検査→甲状腺ホルモン
以上で\4,730でした。
基礎体温表も確認され、ちゃんと2層になっていていいね、と言ってもらえました。自分自身ではガタガタだと思っていたからむちゃくちゃほっとしました…。
1周期目 D3:前回の結果・血液検査
前回の血液検査の結果、TSHがやや高値だが、食事等の影響を受けやすいということで再検査になりました。
TSHが高いと卵管造影検査でさらに悪化する恐れがあるため、コントロールできるまでは卵管造影検査も行わない方針のようです。
また、生理期間中のホルモン検査を行いました。
- 血液検査→TSH(再検査)、女性ホルモン、AMH
お会計は\9,250でした。
TSHの再検査とAMHが自費のためやや高めでした。
1周期目 D6:前回の結果・精液検査・卵管造影検査
再検査の結果、TSHが基準範囲内だったため、卵管造影検査を受けることができました。
今回はオットの検査も受けました。
東京都では不妊検査助成金を受けることができますが、夫婦2人とも検査を受けることが条件になっています。もともとわたしよりオットの方が検査に前向きだったので助かりました。
ちなみに持ち込みです。採取後30分以内の持参を指示されたため、家から近いクリニックでよかったと心底思いました…(難しい方は採精室も使用できました)。仕事をしない分、極力オットの負担は減らしていく方針(その分仕事を担ってくれているから)なので、なんとか持ち込めてよかったです。
- 精液検査→微妙。その時の調子により左右されやすいため再検査を指示。
- 卵管造影検査→卵管の詰まりはなさそう。
- 採血結果→FSHがやや高め。AMHが0.82と低い。
精液検査についてはワタシのことではないので細かい情報は伏せさせてもらいますが、この日の問題はワタシのAMHです。
これはどんな数値化というと、卵胞の素がどれくらい残っているかを示しています。
数値が低いと、将来の卵胞が少ない。
すなわち、妊娠できる期間が短い。
卵巣機能年齢を表すともいわれ、ばらつきが多いファクターではありますが、わたしの数値だと40代相当とのことです。
一般的にはAMHは1以下だと「低AMH」と言われることが多いようです。
わたしの主治医は基本に忠実な治療を行う方で、最初の診察ではタイミングから6周期ごとにステップアップが基本と説明されておりましたが、この結果を見て
「タイミング療法は行わず、人工授精からスタートし、3周期くらいやってみて結果がでなければ体外受精にステップアップしていいと思う。」
とおっしゃりました。
また「焦る必要はないけど、本当に子供が欲しいなら早めに積極的に治療を行った方がよい。」と。
この日のお会計は\12,080(2人分)。
この結果を受けて、わたしたちは不妊治療を始めることを決めました。
1周期目 D7:レントゲン検査
卵管造影検査後の造影剤の広がりを見るためのレントゲン検査でした。
造影剤の蓄積もみられず、癒着もなく卵管造影検査の結果は問題ないだろうと言われました。
お会計は\1,010でした。
この日の診察で、人工授精から不妊治療を始めたいという旨を先生に伝えました。
翌週には人工授精を行ったため、この周期が不妊治療の1周期目となりました。
思い返すと激動の1ヵ月だったなあと思います。
人工授精を挟みますが、そこは別途キロクしますので、今回は省いて最後の検査を。
1周期目 D20:血液検査
事前に排卵チェックは行っていたので、その後の高温期の検査でした。
- 血液検査→黄体ホルモン
基礎体温も上がっていて問題なし、とのことでした。
生理が来ちゃった場合の次の受診タイミングについての指導を受けました。
採血結果は翌周期の卵胞チェック時に伺ったので、結果だけここに書いちゃいますが問題ありませんでした。
お会計は\1,900でした。
まとめ
5回の受診で
血液検査(女性ホルモン検査、甲状腺ホルモン検査、AMH)、精液検査、感染症検査、卵管造影検査を行い
\28,970要しました。
人工授精の費用と合わせるとあっという間に助成金の\50,000をオーバーしてしまったので、今は申請の手配を進めています。
不妊治療を始めると決めるとき、体外受精を視野に入れたことから、受診の頻度や身体的負担を自分で把握できるまでは仕事をしないことに決めました。
このタイミングで新しい仕事を始めることは、何かしらのストレスをもたらすとも思いましたし。特に人間関係とか面倒臭いと思っている性格なので…。
もちろんお金は一円でも欲しいところではありますが、幸い2021年からは高度不妊治療の助成金の拡充と所得制限の撤廃があったことから、なんとかなりそうかなと。
来年からは保険適応なんて話もでているようですが、人工授精ならまだしも体外受精のすべてが保険で賄えるとは到底思えなくて、大部分が保険適応になったとて結局「周期」ではなく「月」の上限(高額療養費制度)が設けられるとしたら自己負担は現在の「全額自己負担 - 助成金」のケースとそこまで変わらない可能性もでてくるなと思ったこと、そしてなによりAMHが低く待っている時間が勿体ないことから治療を進めることを決めました。
あとは、結局、お金ですかね。
去年一杯貯金しておいてよかった。家計を整えておいてよかった。
オットの給与で日常生活は賄えるし、
貯金から数百万ならかけられる、という判断です。
これで上手くいかなかったとしたらまた稼いで二人で楽しく生きていけばいいけれど、
今治療を制限した場合、後からは治療ができない、進まない可能性があるんですよね。
だから、まずは一年やってみよう、と思います。
その後のことは、また改めて考えるつもりです。
どれだけの治療を、どれだけ続けるのか、お金のこととか仕事のこととか。
あ、でも、不妊治療にフルコミットするからといって、今日という日は二度とないし、2021年は今年きりなので、最大限楽しんでいます。
楽しい予定は、ばんばん立ててます。
無理だったら、その時諦めればいいやと思って。
キャンセル料がかかったりチケット代が無駄になったとしてもぶっちゃけ治療費より全然安い!苦笑
不妊治療は楽しいことより辛いことの方が多いと思うので、他の部分で楽しいことを増やしていきたいなと。
正直、楽しい予定に、救われることがとても多いです。
これがわたしの生き方なんだろうなと思います。
治療のことを素直に赤裸々にひっそりこっそり残していくつもりです。
どこかから辺鄙なこの場所にたどり着いた方も、温かい目で見守って貰えたら幸いです。
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