約3年前、ネットサーフィンが出来てOfficeと家計簿アプリが使えれば十分だと考えてhpの格安PCを購入しました。
基本的には動作が遅くても待てばいいだけなのでそこまで不満はなく上手く付き合ってこれたのですが、昨年独学でプログラミングの勉強を始めて状況が一転。
なんとか耐えてきたのですが、新しいテキストエディタのインストールを検討したところで、「スペック的に厳しそうだなあ」と熟考し「メモリ増設」に至りました。
わたしの所有するHP bs-000シリーズは自身でカスタマイズすることを想定されていない商品で、それらを行うことで保証の対象外となってしまいます。
そのため、実際にカスタマイズをした体験談も少なく、今回わたしのような大してPCに詳しくもない素人が行ったレポがどこかで誰かの役に立つかもしれない?と思ったのでキロクしてみようと思います。
先に述べておくと、増設して良かったです。
むちゃサクサクで快適!ルンルンしちゃいます!!
PCのスペック
プロセッサー | インテル® Core™ i3-6006U プロセッサー |
---|---|
オペレーティングシステム | Windows 10 Home (64bit) |
メモリ | 4GB (4GB×1) DDR4-2133MHz (最大4GB) |
メモリスロット | 2スロット (SO-DIMM) |
但し書きにも大事な記載がなされていましたので、参考にした部分のみ抜粋します。
- 本製品のメモリスロットはユーザーがアクセスできるタイプではありません。
- 上記仕様により最大メモリ数は標準搭載のメモリ値としています。
- Core プロセッサー搭載モデルはDDR4-2400 のメモリが搭載される場合がありますが、仕様上 2133MHz で動作します。
以上より、
- メモリスロットは2つ存在し、1つが空いている状態であること
- ユーザーがアクセスできるタイプではないこと
- そのため、最大メモリ数は搭載可能な最大メモリではなく標準搭載のメモリを記載していること(とはいえ、増設した場合はサポートの対象外となります)
が分かりました。
次に、HP ノートブック PC - メモリ (RAM) のアップグレードを参考に、Windows バージョンでサポートされている最大メモリを確認しました。
Windows 10 Home (64bit)では、最大メモリは128GBでした。今回は4GBのメモリに加え、4~8GBの増設を検討しているため、サポート範囲外を超えることはなさそうです。
以上より、自力でメモリスロットにアクセスできればメモリ増設は可能と判断しました。
続けて、「自力でメモリスロットにアクセス可能か」を検討しました。
そして同シリーズではないものの、類似シリーズでメモリ増設したブログを見つけることができたため、これらを参考にメモリ増設にチャレンジすることを決断しました。
メモリを購入する
メモリスロットが1つ空いている状態であれば、4GBのメモリを購入して4+4=8GBにしてもいいかなと思っていたのですが、参考にしたブログで
公式スペック(PDF)にはメモリースロットが2ポートと書かれていますが、実機には1ポートしかありません。
といった記載を目にし、4GBから4GBに変えても意味ないしなあ~と最悪のケースを考えて、8GBのメモリを購入することにしました。
もちろん購入前にPCを開けて確認してもいいのですが、そんな大仕事したくないじゃん…。
素人には荷が重いよ…。
次に、メモリの規格を調べました。
「DDR4-2133MHz」が規格のようですが、どうやら「DDR4-2400MHz」でも動作しそう。
ただ、できるだけ安心安全な商品を選びたいので、DDR4-2133MHzの商品を購入することにしました。
SO-DIMMっていうのはノートPC用のメモリモジュールの規格らしいです。ややこし。
DDR4-2133だけで検索するとデスクトップPC用のメモリも出てきてしまったので、「ノートPC」「DDR4-2133」「SO-DIMM」「8GB」といったワードを組み合わせて検索しました。
メモリ市場について詳しくないのですが、選択肢はほとんどなかったといっても過言じゃありません。
現在進行形で新品が製造販売されていて、購入者レビューがあって評価も悪くない、無期限保証、手が届く値段といった点からトランセンド社のものを購入しました。
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メモリ増設にチャレンジ
いよいよ実際のメモリ増設に入ります…!
使った工具はプラスドライバー、マイナスドライバーの2つです。
表です。
ひっくり返してバッテリーを外す
表記に従ってつまみをスライドさせて取り外します。
ネジを外す
私のパソコンは10か所ネジが止まっていました。
ゴムで隠れている部分も忘れずに。
ひっくり返して(表に)、キーボード面とカバーの隙間にマイナスドライバーを差し込んで、少しずつ慎重に開けていく
ここが一番神経使いました!!大変だった!!!
ひっくり返して(裏に)、カバーを外す
DVDドライブの接続部分に注意。
わたしはコネクタを外してカバーと一緒に剥がしちゃいましたが、DVDドライブの蓋をPCの内側に押し込めばコネクタを外さずに進められたみたいです。
カバーを外した姿はこんな感じ。ひゃー。精密機器だ。細かい。触るの怖い。
メモリスロットを確認
枠の中の緑の板がメモリです。
メモリの下方にもう1枚同じようなものが差し込めるスペースがありません…?
これはもしや…!
メモリを差し込む
既に刺さっているメモリを参考に方向とかを合わせて…
刺さった!!!!!
仕様書通り、メモリスロット2つありましたよかった!!!
4→8GBってとこかなあ、と思っていたけれど、4→12GBへの増設です!ひゃほー!
カバーをかぶせて、動作確認を行う
カバーをかぶせて(DVDドライブのコネクタも接続)、
バッテリーを付けて、
ひっくり返して(表に)
PCを起動してみます。
(しっかりカバーをしてネジをしてしまうと動作しなかった時が大変なので、ここはかぶせるだけしましょう…!)
- Windows → 設定 → システム → バージョン情報の「実装RAM」欄が増設後のメモリになっていることを確認
- DVDドライブが開閉できることを確認
ここまでくればもう増設に成功したといっても過言じゃないでしょう…!あと一息!
電源を落として、カバーを付ける
PCの電源を落として、ひっくり返して(裏に)、
バッテリーを外して、
ネジを止めます。しっかり。
ひっくり返して(表に)、完成!
体感としては、起動時間は変わらないけれど、その後の動作はひとつひとつ早くなった印象。
特に、複数ソフトを同時に起動してもサクサク動くようになりました。
USBポートもDVDドライブもSDポートもちゃんと動作して一安心。
(久しぶりにSDカード刺してみたら最初認識しなくて焦ったけれど、息を吹きかけて刺しなおしたら認識しました…ひやひやした…)
メモリ増設によるPCのパフォーマンスの変化
Windowsに内蔵された機能を使ってパフォーマンスの変化を見てみました。
≪ メモリ増設前(4GB) ≫
≪ メモリ増設後(12GB) ≫
プロセッサが下がった理由はわからないけれど、メモリとグラフィックスが向上しました。
数字の低かった2項目が改善したことで、基本スコアも上がりました。
この数字の変化がどれほどの効果なのかは分かりませんが、体感でも結構違うので良くなったんだろうな~と思ってます(バカっぽい)。
参考にしたサイト
これらがなければ自力でメモリ増設に踏み切ることはなかったでしょう。本当に感謝です。
- 4GBメモリー+HDD搭載のHP 15-bw000が遅いので、メモリー増設とSSD換装を試してみた
- hpの格安パソコンはメモリ増設で『もっさり』が『サクサク』になるのか?
- 『簡単にメモリ増設は可能でしょうか?』のクチコミ掲示板
- ASUSノートPCのメモリを4GB⇒8GBに増設してみた。効果は?
- Windows エクスペリエンス インデックス Viewer
最後に
いろいろな知見から学び、応用することで、自身のノートPCのメモリ増設に成功しました。
とはいえ、わたしのPCではカスタマイズは推奨されていません。もちろん保証されません。
これからPCを購入するのであれば増設を前提とするのではなく、希望する機能が備わったPCを購入するのがベストだと思います。
将来的にカスタマイズを視野に入れる方はメモリ増設しやすいPCもあるので、そういったものを選ぶとよいのではないでしょうか。
わたしは次PCを買う時は安さだけを求めるのではなく機能とのバランスもしっかり検討したいと思います。笑
でも、正直、やってみてよかった!希望する結果が得られて嬉しく思います。
これからも長くこのPCを使っていけたらいいなあと思いました。
もし、これを読んでメモリ増設してみようかなって思った方がいらっしゃったらくれぐれも自己責任でお願いします…!
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