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新型コロナウイルス・COVID-19について現時点(2020年2月末)でのわたしの備えと考えキロク


新型コロナウイルス・COVID-19の感染拡大がわたしの日常生活にどう影響を及ぼしたか、現時点での記録しておこうと思います。

わたしは興味のないことはほとんど覚えられないおバカな頭なんですけれど(その中でも歴史は特に苦手!泣)、「オイルショック」は生まれる前の出来事だからしょうがないとしても「新型インフルエンザウイルス」の時のことも学生で自立していなかったからかほとんど印象に残っていないんですよね。
印象に残っている災害としては2011年の「東日本大震災」と2019年10月の「台風19号」のふたつ。
東日本大震災では実家が被災地で一人暮らしをしていた私の家で兄弟を匿った経験があり、台風のときは結婚していて家の防災対策を行ったことから印象に残ったものと思われます。


わたしが今行っている対策は適切だったか、パンデミックが終息したときに振り返るためにも。
また、今後も起こりうるパンデミックに備えてどういった対策・対応をしていくべきなのか考える材料とするためにも。

国が感染拡大防止対策に大きく舵を切ったタイミングで記録しておこうと思うのです。



新型コロナウイルス・COVID-19のこと

発見から感染拡大まで

中国・武漢を中心に感染が拡大した新型コロナウイルス・COVID-19は、以下によると現地では2019年12月8日から発症が確認されており、2020年1月15日に日本国内で初めて感染者が認められたようです。
初めての感染者は武漢の滞在歴がある方でした。
当時は「中国人が日本に逃げてきて、在住カードを得て公的保険を利用するつもりだ」とセンセーショナルに取り上げられていたと記憶しています。中国はちょうど春節のシーズンでしたから、もともと観光客は多い時期だったんじゃないかなと思います。

中華人民共和国湖北省武漢市で集団発生の報告があった非定型肺炎について、世界保健機関(WHO)は1月 14 日、当該肺炎患者の検体から新型コロナウイルスが検出されたと認定しました。
武漢市衛生健康委員会(Wuhan Municipal Health Commission)によると、武漢市において新型コロナウイルスに関連した肺炎であると診断された患者数は、1月 15日時点で 41 例(うち退院が 12 例、重症が5例、死亡が2例)であり、患者の発症日は 12 月8日から1月2日までで、1月3日以降に新たな発症者は確認されていないとのことです。
こうしたなか、1月 15 日、日本国内で初めて、武漢市への滞在歴がある方1名に関し、新型コロナウイルスが陽性であったことが確認されました。
新型コロナウイルスに関連した肺炎患者の発生に係る協力依頼についてより


そこから、
  • 中国からの観光客の対応を行ったツアー関係者の感染
  • 中国からの旅行客の感染
  • タクシー運転手の感染
  • 感染者も同席していた宴会での感染
  • 病院内での院内感染
  • 船内で感染者がでたクルーズ船の寄港
などを経て少しずつ広まってきたようです。



2020年2月26日、安倍総理から以下の発言がありました。この時点の感染者数は日本国内190人+クルーズ船691人。
政府といたしましては、この1、2週間が感染拡大防止に極めて重要であることを踏まえ、多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベント等については、大規模な感染リスクがあることを勘案し、今後2週間は、中止、延期又は規模縮小等の対応を要請することといたします。
イベントの開催に関する国民の皆様へのメッセージより
この要請を受け、イベントの中止や延期が相次ぎました。



2020年2月27日、安倍総理が「3月2日から春休みをめどに全国の小中高校の休校を求める」発言をして話題になりました。この時点の感染者数は日本国内215人+クルーズ船705人。



新型コロナウイルス・COVID-19について現時点でわかっていること

症状

発熱、せきなどの呼吸器症状が報告されています。


潜伏期間

潜伏期間は現在のところ不明ですが、他のコロナウイルスの状況などから、最大14日程度と考えられています。


治療方法

有効な抗ウイルス薬等の特異的な治療法はなく、対症療法を行います。


予防方法

一般的な衛生対策として、咳エチケットや手洗いなどを行っていただくようお願いします。
また、十分な栄養と休養、人込みを避けるなども有効です。発熱や咳などの症状がある人との不必要な接触は避けましょう。接触をした場合は、十分な手洗いをしましょう。野生動物や、動物の死体に触れないようにしましょう。
現時点で予防接種はありません。




新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安

2020年2月17日に厚生労働省健康局結核感染症課から公示された目安は以下の通りです。

相談・受診の前に心がけていただきたいこと


  • 発熱等の風邪症状が見られるときは、学校や会社を休み外出を控える。
  • 発熱等の風邪症状が見られたら、毎日、体温を測定して記録しておく。


帰国者・接触者相談センターに御相談いただく目安


  • 以下のいずれかに該当する方は、帰国者・接触者相談センターに御相談ください。
    風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方(解熱剤を飲み続けなければならない方も同様です。)
    強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方
  • なお、以下のような方は重症化しやすいため、この状態が2日程度続く場合には、帰国者・接触者相談センターに御相談ください。
    ・ 高齢者
    ・ 糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD 等)の基礎疾患がある方や透析を受けている方
    ・ 免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
  • (妊婦の方へ)
    妊婦の方については、念のため、重症化しやすい方と同様に、早めに帰国者・接触者相談センターに御相談ください。
  • (お子様をお持ちの方へ)
    小児については、現時点で重症化しやすいとの報告はなく、新型コロナウイルス感染症については、目安どおりの対応をお願いします。
  • なお、現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況であり、インフルエンザ等の心配があるときには、通常と同様に、かかりつけ医等に御相談ください。


相談後、医療機関にかかるときのお願い


  • 帰国者・接触者相談センターから受診を勧められた医療機関を受診してください。複数の医療機関を受診することはお控えください。
  • 医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。



新型コロナウイルス・COVID-19に対する一個人の印象

わたしとしては現時点では「新型コロナウイルス・COVID-19」への感染を過度に恐れる必要はないんじゃないかなと感じています。
同様に中国を発祥地としてパンデミックを引き起こしたSARSと比較して感染者数が多いことなどが指摘されがちですが、中東で流行したMERSと比べて致死率が低く、危険度は従来のコロナウイルス感染症に近い印象です。
どんな感染症でも高齢者や基礎疾患を持っている人はそうでない人に比べてリスクは高いですし。

ただ、わたしは1月に喘息になり、病院でコロナウイルスとかじゃないかな~と医師に言われてるんです。苦笑
11月に中国にも渡航していたので、1,2か月ずれていたらと考えるととても怖いです。
自分が感染することより「自分が原因となって他者に移す」ことがむちゃくちゃ怖いです。


日本は検査している人数が少ない、検査したら感染数は急激に増えるだろう、という意見もありますよね。
それはその通りだと思うのですが、検査することで生じる「リスク(コスト)」と「ベネフィット(治療・感染拡大防止)」を比較すると今の検査状況はしょうがないのかなと思います。

【リスク(コスト)】
新型のウイルスということもあってインフルエンザのように簡易検査キットは販売されていませんので、検査にはPCRが用いられています。
わたしも学生時代にPCRを行った経験がありますが、ひとつひとつの検査にかなり時間もかかるし、人件費も必要です。

【ベネフィット(治療・感染拡大防止)】
感染が分かったところで劇的な治療薬(抗ウイルス薬)があればいいのですが、もともと従来のコロナウイルスも対症療法のみの治療で対処してきた状況ですので、新型コロナウイルス・COVID-19に対しての抗ウイルス薬はもちろんありません。
既存のインフルエンザウイルスやHIVウイルスに対する抗ウイルス薬を利用した臨床試験が現場では実施されているようです。ウイルス特有の増殖機序に作用するお薬なので新型コロナウイルス・COVID-19にも効果が得られる場合もありますが、新型コロナウイルス・COVID-19をターゲットとして開発されたお薬ではないので効果は定かではないでしょう。一から医薬品を開発するのに必要な期間は10~20年と言われているので、今からの開発は現実的ではなく、既存のお薬で効果が得られればラッキーという感じなのかなと思います。
治療法が確立されておらず対症療法のみという普段の風邪と同じ対応になるので、軽度の症状であれば「人に移さない為に」自宅で過ごすのが一番のように感じます。
これは新型コロナウイルス・COVID-19以外のインフルエンザウイルスや従来のコロナウイルス等の感冒症状を引き起こすウイルスにも有効ですからね。

以上を踏まえて、安易に全員検査を叫ぶのではなく、必要な時に必要な人(高齢者や基礎疾患をお持ちの人や、症状が長引いて重症化した人)に検査が実施できるような資本の使い方が有効じゃないかなとわたしは考えています。



ただ、「子供がかかりにくい」ということが分かっていながら、大人の活動(満員電車通勤とかね)を減らすよりも先に全国休校を要請したことに少し疑問は感じていますが…。

この要請を受けて、感染リスクの高い大人はもちろん休めるように対策しなきゃいけないね、とわたしは感じたのですが、感じ方はそれぞれですし難しそうですねー。

もちろんインフラ系とか医療系とかどうしても必要な仕事もあるのですが、現在はできるだけ他者の仕事を増やさないよう、止まっても支障がないように考えて行動しています。

それらのわたしなりの「備え」について最後に記録します。


わたしなりの「備え」と「考え」

もともと昨年の台風を経て備えの必要性を感じ、少しずつ災害グッズを増やしたりしていました。
その中には今品薄なマスクも含まれています。
マスクはまだなんとか備蓄があって災害グッズに手を出さずに済んでいますが、これがあって本当に良かったな…と安心しました。安心感が違います。

食品や日用品もギリギリにならないようには気を付けていましたが、今回の新型コロナウイルス・COVID-19の流行を受けて1段階ストックの量を増やしました。
これは感染が拡大し始めてから計画的に行っています。


マスクの備蓄

ここまで品薄が続くとは正直思っていなかったです…。
防災バッグには個包装のものを10枚入れていて、他には個包装でないものが数十枚あります。
現時点では職場にも在庫があり、自宅のマスクは私用の外出日のみ使用しているのでまだしばらくは持ちそう。
2月上旬、まだ余裕があるから、必要な人に届くように、と見かけても購入を控えていたのですが、、さすがに不安になってきたな。花粉症シーズンだし。

ただ、Amazonを見ていても前より出品が増えていて(高額転売なので購入はしませんが)、少しずつ流通が改善されているように感じます。

もし店頭で縁があったら購入したいなあ。花粉症シーズンで、最近鼻炎がひどくて大変なので…。

あとは完全に流通が再開して落ち着いたら、防災バッグのマスクを増やしたい。
今回10枚では少し心もとないなと感じたので。
2人暮らし、最低40枚あれば1か月仕事で使うとしても乗り越えられるかな。
できれば防災グッズに入れるのは個包装のものにしたいと思っているので、嵩張ることだけが懸念材料ですね。


ペーパー類(ティッシュペーパー、トイレットペーパー)の備蓄

これ突如2/27に製造元が中国だというデマ?で品薄になったようです。

わたしは先述した通り最近鼻炎をこじらせていてティッシュがないとどこにも行けない状態で、マスクの件もあったので流通を心配してティッシュの在庫は早々に増やしていたので安心です。
トイレットペーパーはあと数か月は持ちそうだったので買い足しませんでした。

あ、でもポケットティッシュを買い忘れていたことに気付いて28日の朝に慌てて購入しました。なくなるとボックスティッシュをもって外出することになりかねなかったので。汗
購入した24時間営業スーパーでもボックスティッシュ、トイレットペーパーの在庫はゼロでしたが、ポケットティッシュの在庫はたくさんあって助かりました。

「製造元が中国だというデマ」だけで品薄になったのであれば早い段階で解消されるとは思いますが、わたしは中国やイタリアの感染拡大防止のために経済活動を抑制した措置をみて流通の懸念をして在庫を増やしたので、流通に支障がでる可能性を考慮すると少なくとも1か月は購入せずとも耐えられるくらいに在庫しておきたいところかなと思います。デマとか関係なく。

トイレットペーパーなんかは嵩張るのであまりストック過多にはしてなかったのですが、今後は1か月分は確保するように心がけないとな、と感じました。
広い家でスペースに余裕があればまるまる一袋備蓄したいところですがね。



飲料の備蓄

常にMRKホールディングスの株主優待を使って水500ml × 24本の備蓄を行っています。
店頭で売っている水って結構期限が短いのですが、ここで頂ける水は1年半くらい?は期限があり(申し込み資料にはたしか半年は期限があるものをお送りしますといった表記なのですが実際に届いた水の期限はかなり長い印象)、新しいものが届いたら古い水を飲むというサイクルでローリングストックしています。

また、オットが仕事のお供に飲み物が欲しいということで、安いタイミングで通販でまとめ買いすることがあります。
現時点では「ペットボトルの紅茶」「紙パックの野菜ジュース」の箱買いがある状況。
開封済みではありますがまだ8割以上残っており、非常事態でもバリエーションがあるといことで一安心しています。

他にも紅茶はルピシアの福袋を買っていてお湯が沸けばいろんな紅茶が飲めるし、
コーヒーは長年お気に入りのBlendy stickのほか、ネスレのバリスタ、ドルチェグストがあり多種多様の味が楽しめます。
ネスレはいつまでバリエーションを維持できるか怪しいですが。笑



食品の備蓄

台風と異なり、今回はインフラは整っているかなーと思ったので、パンやインスタントといった台風時と同様の備蓄をするのではなく、長期自宅軟禁となった場合でも美味しく楽しく過ごせるよう「野菜」「肉」「米」「缶詰」「お菓子」を中心に在庫を確認しました。

台風以降、缶詰はいくらか在庫するようにしていましたが、今回は長く自宅で過ごすことになったときに魚を食べられるように鯖缶とかを中心に増やしました。肉は冷凍がありますが、魚はあまり冷凍していないので。

また、窮屈さを感じずに過ごせることに重きを置いて、いつもだったら買わないような旬ではない割高な野菜も買ったし、必要に迫られていない上にちょっと値が張るチーズやバターなど食材のプラスアルファになるものも積極的に買ってみました。
調味料のストックも一通り確認しました。

これらに関しては買占め、買いだめというよりは「節約レベルを下げた」という感じですね。
食費は嵩みましたが、少しでも安心して楽しく過ごせるような準備をしてみました。
これが杞憂に終われば、それはそれで嬉しいことですから。


逆に備蓄を辞めたものとしてはカップ麺です。我が家、食べないんですよ…。
台風の時に買ってみたけど、全然食べず。これは向いてないなということで備蓄の定番品ではありますが購入は見送りました。
パスタは食べるので、パスタ麺とソースの在庫は確認済みです。


防災グッズの確認

流通だけでなくインフラが止まるという最悪の状況も一応考えて、懐中電灯・電池の確認、自宅で食事が調理できるグッズ(カセットコンロ等)などの確認も行いました。

流石にここまではいかないと思うし、いかないでほしいと切に願っていますが。



備蓄の必要性

今住んでる家は前に住んでいた家より狭いのでストックは減らす方向にしたかったのですが、安いときにいろいろ買いだめしてしまうので増加傾向にあったんです。
それが今回功を奏しました。

で、結論として、一定の備蓄は必要だなと思いました。
今後も一定の備蓄はキープしていきたいと思います。




「経済活動停止」の備え

上記の環境を早めに整えたのは、自分の生活の質を下げないことだけではなく、これによって他者の負担を減らすこともできると考えたからです。

学校の休校要請もあり、仕事をできる大人の人数も減ることが危惧されています。
実際に予約外の外来受付を停止する病院がニュースになっていました。
感染リスクの高い大人の経済活動を極力控えることが終息に必要だとわたしは考えているので、スーパーやコンビニといった当たり前に空いているお店も閉められるように、少人数勤務体制でも対応できるようにと考えて行動をしたつもりです。

私が参加を予定していたイベントも次々に中止や延期が発表されています。
とっても悲しいけど、その決断を無駄にしたくないんですよね。
絶対元気に生き延びて、また楽しい日々を過ごすのです…!!



最後に

ここ2週間が感染拡大に向かうか、終息に向かうかの瀬戸際のようです。

わたしは、東京オリンピックを楽しみにしています。チケットはとれてないけど。
だから、無事に再開されるよう終息に向かってほしいと思っています。

延期になったイベントも振替実施できるように、早く終息させたい。

わたしは2月に飛行機に乗って国内旅行へ行ったくらいで過度な自粛をしているわけではありません。
旅行先にお金を落とす経済活動の必要性も考えながら、人の負担を増やさないように考えながら、今の自分にできること、ひとつずつ考えて実践していきたいですね。


あと、海外を見ていて上に立つ人の違いって大きいなあと感じたので、今後も選挙は必ず行こうと思いました。
詳細をしっかり把握しているわけではないので断定的なことは言えませんが、台湾は対応が早くて羨ましいな~って思っちゃったんですよねえ。



あ、あと、将来的に家を建てれることになったら「パントリー」と「書斎」が欲しい~~!
(書斎は家族の在宅勤務時に必要性を感じた)

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